派遣社員として働いていた時に感じたこと①

私は就職活動に失敗し、新卒カードを有効活用することができず、派遣社員として社会人生活をスタートしました。

結局、派遣社員、業務委託として計6年を1つの職場で働きました。

目次

【派遣社員】働き始めた経緯

大学を卒業したにもかかわらず、就職が決まらなかった私は途方に暮れていました。

実家にいたので生活には困っていませんでしたが、お金は必要だし、周りの目も気になります。

売り手市場だったので、周りの同級生は軒並み就職が決まっていて、新社会人として新たな生活をスタートさせていました。

卒業後もアルバイトをしながら、既卒として就職活動を継続していましたが、コミュ障過ぎて面接で軒並み落とされ自信喪失。

お金は必要だけど正社員は今の自分には無理かもしれない…。

でも、派遣社員としてなら働けるのでは?

そう考えた私は早速、派遣会社に登録しました。

その後、求人に応募、職場見学(という名の面接?)に行き、とんとん拍子に事務職として採用が決まりました。

売り手市場だったこと、年齢が若かったことで1つ目の職場見学であっさりと採用されました。

(今だったらもっと苦戦しているのでは?)

派遣社員として働いていた時に感じたメリット

正社員と比べて気楽に働ける

就職活動に失敗してとにかく自信を失っていたので、(比較的)気楽に働ける派遣社員は当時の私にとってはよい雇用形態だったのだと思います。

だめだったら別の職場に移ればいいと考えたらプレッシャーを感じることなく働くことができました。

正社員で働く自信がないけど、とりあえずフルタイムで働きたい、その過程で自信をつけたい、という私にはピッタリでした。

あと人間関係もいい意味でドライだったのでプライベートの話をしなくてもよくて、人間関係で躓くことが多かった私でも気楽に働くことができました。(人間関係は職場によるのかもしれないけど)

業務内容を選べる

派遣社員は契約書で決められた業務のみを担当します。

なので、求人情報の業務内容を見て、自分が苦手な業務を避けることができます。

私は電話が苦手なので、電話対応少なめ、または電話対応が全くない求人にのみ応募しようとしていました。

あと、正社員だと経験がないと応募できないような業種でも派遣社員だと未経験者応募可の求人がそこそこあったので、キャリアの入り口として派遣社員から仕事を始めるのもありかもしれません。

経験を積んで、スキルが身につけば正社員転職できるかもしれないし。

校正とかライター、WEB関係の仕事とか面白そうな求人もあったな~。

当時は苦手な業務がなくて自分にできそうな求人に応募していましたが、今考えると若いうちに自分が「やってみたい!」と思う求人に応募すればよかったな。

正社員だと入社が難しい大企業で働ける

これもメリットの1つかな。

大きな企業だとコンプライアンスもしっかりしているからセクハラ、パワハラもすくなそうだし、オフィスも綺麗なところが多そう。

私の派遣先も大手企業でしたが、社員さんは穏やかな方が多くて働きやすかったです。

オフィスはあまり綺麗じゃなかったけど(;’∀’)

派遣社員として働いていた時に感じたデメリット

正社員との待遇格差

派遣先が大手企業だったので、待遇差について感じる場面は多かったです(;’∀’)

ボーナスの時期とかは本当に憂鬱。

派遣社員はボーナスとかないですからね(;’∀’)

正社員は3か月分とか1回のボーナスで出ていて、そもそも基本給が高いですからね…。

派遣社員は数年前まで交通費も出ていなかったので、当時の私の手取りは月13万~15万でした。

派遣社員は高時給だとぱっと見感じるかもしれませんが、ボーナスも昇給もないに等しいので、年収で考えれば薄給な人が多いと思います。

(専門スキルをもつIT派遣とかは違うのかもしれないけど…。)

福利厚生も皆無だしね(;’∀’)

ちなみに私は6年間同じ派遣先で働いて昇給は30円(時給)のみでした(# ゚Д゚)

スキルが身につかない職場に当たると今後が不安になる

派遣先は専門スキルをもつ即戦力を欲する職場もあれば、簡単なルーティンワークをする人材を求めている職場もあります。

なので、スキルが身につくかどうかは派遣先企業、業種次第なところがあります。

正直、事務職であれば正社員の補助業務を行うことが多いので、凡庸性のあるスキルを習得しずらいのかな、と。

あと、大企業だと独自の社内システムを使った業務が多いので、他社でも使えるスキルが身につかないと感じることも。

派遣社員として働いていた時の私の業務は社内システムを使った仕事が多かったので、転職活動をするときに何をアピールすればよいのか悩みました。

正社員としてその企業でずっと働くのであれば、他社で通用する凡庸性のあるスキルを身に着けることをそこまで意識することもないと思いますが、契約期間が決まっている派遣社員として働くのであれば、今後の転職活動を考えるとスキルが身につくような職場で働くことだ大切になってきます。

派遣社員として働けるのは長くても3年まで、業務委託や契約社員になってもずっと雇用してもらえる保証はありません。

3年たって契約終了になった場合、スキルが何もない、でも前に転職活動をしていた時より歳をとっているということを考えると、自分の今後を不安に感じながら働いていました(;’∀’)

(かといって私は転職する勇気もなかった…)

立場が弱くて不安定

契約は1か月~半年ごとに結ばれます。

なので、立場は常に不安定です。

景気が悪くなったり、仕事がなくなったら真っ先に切られます(;’∀’)

私が派遣されていた企業でもコロナ渦で長く働いていた非正規社員があっさりと切られました。

その中には20年以上働いていた人も…(;’∀’)

こういう時、大企業ほどドライに契約終了になるのかな、と感じました。

会ったこともない本社の人が契約終了を決めたらしいですからね…。

あと、立場の弱さを感じる場面も普段の業務のなかで多々ありました。

業務に慣れてきたら作業スピードってやっぱり上がるじゃないですか。

するとなぜか担当する業務を追加して次回の契約更新をしてほしい、という打診がきました。

ちなみに時給は1円も上がりませんでした( `ー´)ノ

悩みましたし釈然としないけど結局受け入れました。

だって断ったら契約終了になるかもしれないじゃないですか( `ー´)ノ

スキルがあって転職し放題という人は別として、大したスキルもない派遣事務にとっては派遣先企業の社員との関係は重要です。

なので、少しの理不尽さは我慢しながら働いていました。

契約期間が決まっているからこそ気楽に働けていた面もありますが、長く働きたいなら派遣社員だと難しいな、と感じました(;’∀’)

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この記事を書いた人

アラサーで一人暮らしを始めた薄給OLです。
手取り15万でも楽しく暮らしたい。

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